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July 29, 2005

おかえし

 青学(青春学園ではない,念のため)のおっきー先生より,差し上げた本のお返しに彼がやっている政治学方法論の講義レジュメを頂く.ニュース記事などさまざまなネタを取り入れて学生の興味をひきつける見事なものである.見ているうちに私も彼のコースを取りたくなった.これを1年生のときから履修できるsipebの学生さんがうらやましい.これをとってる学生さんとそうでない学生さんでは社会科学に対する理解度が段違いだろう.うちの学生さんたちにもなにか考えないといかんかなあ.
 

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July 21, 2005

翻訳について

 翻訳についてはよく「労多くして」ということが言われる.確かに労は多かった.しかし楽しかったし,非常に勉強になった.
 「翻訳なんぞする暇があったらさっさと自分の本を書け」というご意見もたくさん頂戴したけれど,当時の自爆的な本音を言うと「今の自分が書いて出した本より,この本を日本語にしたほうが面白いし,日本の政治学にとってよほどプラスが大きいのではないか」と訳しながら思っていた.
 今の気持ちは「もう翻訳はいいから自分の仕事をしよう」である.研究はやりたいことをやらないと楽しくないし,楽しくないと頭も回らない.翻訳をしていた頃の私は翻訳がしたかったからしていたのだし,今の私は自分の研究がしたい.基本はやりたいときにやりたいようにやりたいことをやるだけ.実際にはなかなかそれが難しいのだが,そうでないと私の脳は活性化しないのだから仕方ない.

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訳本追加情報第2弾

dilemma_cov
 原著の誤りを発見した場合,基本的に訳注で言及していますが,一点言及し損ねているものがあります.

 訳書p.73 第3章脚注の15において「Goffman (1969:10)」とありますが,これは原著では「Goffman (1967:10)」となっています.調べた結果これは原著の誤りだったので,以上のようになっています.

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July 20, 2005

訳本参考文献追加情報

 先日お知らせいたしました『民主制のディレンマ』拙訳ですが、参考文献リストにおいて情報の漏れがございましたのでこの場でご報告申し上げます。

p.266
Lupia 2002を収めている本James H. Kuklinski (eds.) Thinking about Political Psychology の出版社情報が落ちています。これはCambridge University Pressです。

 また、p.273に和訳書ありの「*」があるにもかかわらず、その情報が落ちているものが2冊ありますので以下に記します。

Williamson, Oliver E. 1975. Markets and Hierarchies: Analysis and Antitrust Implications. New York: Free Press(浅沼萬里・岩崎晃訳『市場と企業組織』日本評論社,1980年).

Wittman, Donald A.. 1995. The Myth of Democratic Failure: Why Political Institutions Are Efficient. Chicago: University of Chicago Press(奥井克美訳『デモクラシーの経済学 なぜ政治制度は効率的なのか』東洋経済新報社,2002年).

 謹んでお詫びとともに情報追加させていただきます。

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July 17, 2005

訳本完成

A・ルピア,M・D・マカビンズ著 山田真裕訳『民主制のディレンマ』木鐸社.

 まだ,amazonにもnifty Booksにも情報が出てないが,木鐸社さんから連絡を頂戴しました.この翻訳をしようと思ったのが,2001年の秋だから4年近くかかってしまった.いろいろな人に助けていただいて,なんとか形にすることができました.それらの方々への謝辞は訳者あとがきに書かせていただきましたが,本当にありがとうございました(__).

 ついでに営業の一環として著作リストを作成してみました.でも上記の状態なので,本書はまだここに載っておりません.

#しかしnifty Booksは人名がきちんと表示されない.「大岳秀夫」じゃ情けなさすぎ.
 
 現在献本リストの作成に余念がなく,よって試験の採点はまだ^^;;.

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July 14, 2005

試験週間に突入

 この商売で最もいやなこと,それは試験の採点である.「落とさないでください」と学生さんたちは言うが,教員に言わせると「落としているんじゃない.学生が単位を落としているのだ」ということになる.まあわれわれだって昔は学生だったわけで,学生の気持ちも理解できるんですがね.教員の気持ちを気にしてくれるよくできた学生さんはダイアモンドより貴重だが,一方でそんなことおかまいなしに自分たちの気持ちは理解してもらいたがる学生さんは売るほどいる.試験の結果が悪くて悲しいのは教員もなんですよ.
 しかしねえ,「何を持ち込んでもいいから楽勝だ」(ちなみに私の「政治文化論」の試験はそうです.)などと思わないほうがいいと思うのだが.
 レジュメを講義で配布することはかなり一般化しているが,ちょっと心配なのはその結果として学生さんたちがノートをとらなくなっていやしないか,ということ.ノートを作るという作業は最も勉強になることだと思うのだが,丁寧なレジュメを配布することで,その機会を学生から奪っているかもしれないと不安になることがある.レジュメに限らず,学生に対して親切にすることでかえって学習能力を奪っているのだとすると,これは結構罪が深い.
 いっそのこと,レジュメを配らずに講義をやって,学生に毎回ノートを提出させ,それを採点して評価するようにした方がいいのかもしれない.少人数のときしかできないが,学生の理解度をチェックするにもいいし.
 さらに言えば,せっかくうちの大学は電子掲示板があるのだから,それを使って学生さんたちにノートを作成してもらい,それに教員が突っ込んでいくというのもいいかも.どういうところでどういう誤解が生じるかも確認できるし,掲示板の書き込みを振り返ることで復習が簡単になる.
 ウチの大学の正門前では,十分なqualificationがなされていない劣悪なノートが販売されていたりする.あんなもんで単位をとろうという学生さんがいることに落涙を禁じえない.だったら試験対策はみんなで電子掲示板上で教員の監督の下にやった方がよさそうだ.そしてノート作成に貢献した学生に高い評価を与える.
 結構うちの学生さんたちの中にはまだまだコンピュータを使うことに消極的な人たちもいる.就職するときにいるでしょう,コンピュータ・リテラシー.だったらコンピュータを使うと単位取得上有利(使わないと不利)という利得構造を作って,利用を促すしかあるまい.
 ちょっと秋学期は考えさせてもらいましょう.

 あ,そうそう.今日ある学生さんからすばらしいメールをもらった.その文面は礼節をきちんとわきまえた上品なもので,とてもとても心が洗われる思いがした.立派な親御さんにきちんと育てられた人なのだろう.私も親として我が子をこういう風に育てたいものである.

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July 12, 2005

ゼミ終了

 これでめでたく春学期のコマは完結.疲れました.

Public Opinion Quarterlyのwebsiteがあるようです.www.poq.oxfordjournals.org

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July 07, 2005

とりあえず講義終了

 ゼミはまだ3つあるのですが.まあそれでも一段落.週末は公共選択学会で横浜へ.しかし中華街でおいしい中華料理にありつくチャンスは得られないかも.

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July 04, 2005

papers

 自分の論文執筆が一段落したので,今度は他人の論文を読みにかかる.人には自分の論文を押し付けといて,人からの論文にコメントしないのでは,信義にも仁義にも人の道にももとる.というわけで今朝ははよから,いただいていた論文をあれもこれもと印刷し,ついでに読みたかったいくつかの論文やらドキュメントもまとめてプリントアウトする.トータルでは結構な量になる.PC上で論文を読むことに未だに慣れないので.この癖がなんとかなると研究室内のスペースももう少し広く取れるのだろうが.
 多分今日は論文を読んで,書類を作って,講義準備をしたりして終わる.私が1日で出来ることは,まあその程度.

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July 01, 2005

CSES Announcement: A new version of CSES Module 2 is now available

CSESのMLから連絡が来ました

The new CSES Module 2 dataset is now available for free, public download
from the CSES website (www.cses.org)

だそうです.CSESとはComparative Study of Electora Systemの略です.

 興味がおありのかたはこちらからどうぞ.

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Political Compass

 政治文化論を受講している学生さんに話題のポリティカル・コンパスをやらせ結果を送ってもらうよう指示したところ,23名が回答を寄せてくれた.これを集計したら以下のようになった.WS000003

 横軸の政治的保革の平均は0.67で標準偏差は2.20.
 縦軸の経済的保革(保守(右)は市場信頼,革新(左)は政府介入可)の平均は-1.38で標準偏差は1.42

 政治的保革(リベラルか保守か)と経済的左右を組み合わせてクロス表を作った結果が以下.

WS000004

 つまり回答をくれた学生さんたちの多数派は政治的には保守優位で,経済的には政府介入歓迎の左派優位であるということになる.普段学生さんたちと接していてそうじゃないかなと思っていたことと一致している(サンプルの代表性には問題が大いにありうるが).
 どちらかというと自民党の「抵抗勢力」と親近性が強いような感じで,経済自由主義(ネオ・リベラリズム)路線を歓迎するタイプには見えない.
 よその大学だとまた違うのではないかという気がしますが,どなたかやってみませんか?

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なんとか

 論文完成.しかし今見直したらまた誤字というか勘違い.まあこれは校正で修正できるからいいか.
 私はとある大学の先生のブログを楽しみに読んでいるが,先日そこにショックな記事の見出しを見つけた.そこには「オフなのでばりばり原稿を書く」とあった.何がショックって,私の概念では原稿を書いている時間を「オフ」とは呼ばない.さらに私は原稿を「ばりばり」書いたことがない.やはり学者としてのスケールやらヴァイタリティの違いであろう.参りました.拙者の及ぶところではござらぬ.
 そんな私ですが,今月ももうヒトヤマフタヤマあるんですなあ.一難去ってまた一難.こうやって瞬く間に年をとるのだろう.

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