October 27, 2005
気楽な稼業ときたもんだ♪
うそうそ.そんなことありません.2コマ講義やって疲れた後でも,ロッコーダイのキムラシャチョーがセットアップされる明日の研究会のために,「真渕勝」が「長渕剛」に見えるくらいの眼精疲労もものかわ,報告の準備をしなければならないのです.しかもその場におわすのが『東北の拳』総帥であられたリュウケン先生(現在は吉田御所の大御所様)と来た日にゃあーた,往生しまっせ,ホンマ.
ま,殴られているうちにツラの皮も厚くなり,ってことはあるかもしれません.もういい加減パンチドランカー気味かも.明日はどっちだ?
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October 25, 2005
と歌いたくなるほど早朝は暗いですね,最近.夜も風が吹くと寒いし.
本日は午前中にゼミを2つと,昼休みにはゼミ説明会を行いました.私が説明会をやっている教室の,その隣の教室で北山先生が説明会をやっておられました.私の方は例年のことながら閑古鳥が鳴いていましたが,北山部屋は結構大入り.ポピュラリティの違いを見せつけられました.その心労ゆえか,研究室に戻ったところどっと睡魔が襲い,小一時間ばかり口をぽっかりあけたまま寝てしまいました.おかげさまでよだれの方はセーフでした.
その後こまごまとしたことをいろいろとこなし,ついでに政治過程論の講義レジュメぱわぽバージョンと,PDFをサイトにアップロードいたしました.「山田真裕の政治学研究室」より入手可能ですのでご関心の向きはご覧ください.
今週は事実上週末のない死のロードなので,適当に昼寝しながら節酒してすごしたいと思います.
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October 19, 2005
研究者番号40260468の山田です.なんかおニャン子倶楽部の会員番号みたいでちょっとうれしさを感じてしまう私は,管理社会化の進行に対する危機感が甘いのかもしれません(ちなみにおニャン子倶楽部のことは別に好きじゃありませんでしたが).
この番号私にとっては科研費の書類の関係でだけ使う情報なのでとても覚えきれず,いちいち書類見て調べます.一桁書き損じてご迷惑をおかけした諸先生方に心からお詫びいたします.
でもいつの間にこんな番号振られるようになったんでしょう.昔からあったのかな?
いっそのこと管理社会化するなら,この情報で業績データベースも完備して公開して欲しいものです.特に,所属大学から自分に関する情報をいちいち,しかもばんたび違う書式で入力やら書類作成を余儀なくされる労力を省力化できるようにしてほしいものです.データベースの安易な結合を可能にするのはもちろん危険ですが,業績リストを何種類も作らされるのはつらいです.そんな時間を少しでも研究や教育に回せたほうが望ましいのですが.はぁ.
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October 09, 2005
遠くニュージーランドの空の下で研究と育児に専心されておられる名取さんお元気ですか.私は元気です.お腹の中では昨夜某学会理事会後の懇親会にて,名取さんのお師匠様より賜りました泡盛がまだたぷたぷ言っていますが.ただ昨夜はラッキーなことに,理事長のゴキゲンが大変麗しく,前回の懇親会のときのように据わった目で名取先生のお師匠様と2人でお酒をサーヴしてまわられるようなことがなかったので,わが師に比べお酒の弱い私もなんとかつぶれずにすみました.
昨夜の懇親会ではなにやらブログが話題となり,「山田さんもブログやってるでしょう」と問われましたので,「ブログもmixiもやっているので忙しいです」とお答えいたしましたところ,名取さんのお師匠様より「そこで私の悪口を書いているんでしょう」と突っ込まれました.そんな覚えはまったくないのですが,最近,別の方にも「ブログで僕の悪口書いたでしょう」との突っ込みを頂戴しています.斯界の権威に対してくれぐれも失礼のないように務めているつもりなのですが,そこは世間知らずの田舎者ですので,われ知らぬ内に自分の研究者生命を短くするような自殺行為をしてしまっているのかもしれません.某事務局長には「あなたの愛は安い」という親身な助言を賜りました.直言してくださる方が周囲にいるのは本当にありがたいことです.
ニュージーランドは私にとり未踏の地ですが,住みよい所と聞いています.名取さんがいらっしゃる間にお邪魔したいところですがなかなかそれも難しいことかと存じます.再会の折にはまた二人で桶谷式母乳マッサージについて語り合いましょう.
ご健康とお仕事の成就を祈念申し上げます. 山田真裕 拝
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October 06, 2005
今日は大学院と学部の講義を1つずつ.大学院のほうは受講生1名だけなのだが熱心な学生さんである.講義のほうは政治過程論であるが,これも20名位の数.私は本当に私大教員なのであろうかと思ってしまう.まあ,実際に履修登録する学生数はまだ定まっていないのだけれど,講義に参加する学生数の他どれくらいの学生さんが履修するのだろうか?GPA制度も一応導入されたので,カラ登録は減らざるを得ないはずなのだが,学生さんたちの行動がまだ新制度に適応していないということか?あるいはうちの学部がコース制をとるようになったということも原因の1つかもしれないとは思うが,やっぱ僕って不人気教授?ゼミ生も少ないし.
春学期の政治文化論もあまりお客さんは多くなかったのだが,近頃はやりの顧客満足度調査ならぬ授業評価では予想以上にいい評価が出た.感謝感激雨霰.学生さんからのコメントもいいポイントをついているな思うものが多かったし.ま,もちろん中には,ちょっと勘違いしてんじゃない?って内容もそりゃありましたがね.
それにしても同僚がウン百人の受講生を相手に悪戦苦闘されてる中で,自分だけこんなに受講生が少なくてもいいものかと思わぬではないし,自分に何か問題があるのかなあとも思わざるを得ない.政治学科の学生は1学年120名程度はいるわけで,もう少し集客を考えたほうがいいのかしらん.しかしどうやって?
最近思うのだが,制度設計が性悪説を前提になされるべきであるのと同じく,カリキュラムにはあまり自由度を入れないほうがいいのかもしれない.以前,特に学生時分の私はどちらかというと,選択の自由が大きいカリキュラムの方を好んでいたのだが,どうもそれでは効率的な知識の習得という点で問題があるかもという気が最近している.たとえば政治学を専攻する学生さんには,1,2年生の段階で政治学だけでなく,法学,社会学,経済学,人類学,統計学(数学),社会心理学,哲学,世界史などといった関連分野の入門的な講義を履修してもらい,基礎知識を持ってもらいたい.もちろん外国語も重要.ここで単位のとりやすさだけを基準につまみぐいをされると,3年以後の専門的な講義をフォローする力が落ちると思う.その結果,専門の講義であるにもかかわらず入門的な話を繰り返さなければいけなくなる.
ここ数年,政治学の教科書はいろいろなものが作られて,その水準も高くなっていると思うけれど,政治学の教室において何が共通の知識として教えられるべきなのかについては必ずしも議論が進んでいるようには思えない.政治学の内部自体が,歴史,思想(理論),現代政治分析でそれぞれセグメントができていて,専門教育の段階ではトレーニングの仕方もそれぞれで異なるという事情もある.政治という現象に対して多様なアプローチが存在するのは結構なことだが,そのことによって政治学がどういう学問なのかについてのイメージが拡散してしまうし,研究者間でも合意形成が難しくなっていることも否定できないだろう.
現状では政治学を学ぶことは就職に直結していないし,近い将来そうなる見通しもない.そうなるべきであるのかどうかも疑わしい.政治学を学ばなくても新聞記者にも政治家にも官僚にもなれる.そういう状況で政治学がどうやって学生をひきつけるのか,ちょっと真剣に考えないとなあ,なんてことを考えてしまうのであった.とりあえず個人的にできる努力としては教室で政治学の面白さを訴えることしかないのだけれど.
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